NPO法人設立

NPO法人(特定非営利活動法人)とは、NPO法に基づいて都道府県または指定都市の認証を受けて設立された法人のことです。

NPO法人設立の流れ

NPO法人は、所轄の行政庁にNPO法に規定された設立の要件を満たす旨の認証を申請し、認証取得後に法務局に設立登記を申請することにより設立されます。

NPO法人を設立するメリット

① 社会的な信用を得られる

行政や企業と契約するときや、団体活動を行う事務所の賃貸、助成金を申請する際にも法人格があることによって優遇される場合があります。

② 税制面で優遇される

収益事業を行ってない場合は所得税や法人住民税などが免除される場合があります。

NPO法人を設立する上での注意点

① 設立に時間がかかる

一般的な営利企業の設立手続きは1~2週間程度で完了しますが、NPO法人の場合は設立まで最低でも3か月以上かかります。

② 10人以上の社員が必要

NPO活動は自体は少人数から始めることができますが、NPO法人として認証を受けるには、10人以上の社員が必要となります。
また、3名以上の理事と1名以上の監事を置くことが必要要件です。

③ 活動分野が決められている

NPO法人になるには、法律で決められた分野以外の活動は認められません。活動分野を変更する際は、再度認証手続きが必要になる場合があるため、設立時には、どの活動分野にするか十分に考える必要があります。

④ 独特な会計などに対応する必要がある

収益事業を行う場合は収益事業とそれ以外を区分した会計が必要になるなど、一般的な企業会計と異なる処理が必要になる場合があります。

⑤ 情報公開が必要

事業報告書や活動計算書類などを、年度ごとに提出することが義務付けられており、他の非営利企業と比べて必要な手続きが多くあります。
財産目録や役員名簿、社員名簿などの情報公開が義務付けられていますので、組織運営体制を万全にしておくことが必要です。

 

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