一般貨物自動車運送業許可申請

一般貨物自動車運送業とは、他人から依頼を受けて、有償で荷物を運ぶ事業のことです。
一般貨物自動車運送事業をはじめるには、国土交通大臣または地方運輸局長の許可を受けることが必要です。

一般貨物自動車運送業許可を取得するメリット

① 社会的な信用度が上がる

運送業許可は難易度が高い許可だと言われています。法令で定められた厳しい要件をすべてクリアしているということは、社会的な信頼度が高くなります。

② 金融機関から融資を受けやすくなる

許可を取得していることで一定以上の社会的な信用度が保たれ、銀行など金融機関からの融資が受けやすくなります。

③ 営業がしやすくなる

上記と同じ理由から、運送業許可を持っているというだけで一定の信頼が得られるため、荷主への営業もしやすくなります。

一般貨物自動車運送業許可を申請する上での注意点

① 役員法令試験をクリアする必要がある

運送業許可を取得するには、法令試験に常勤役員のうち1名の方が合格することと、運行管理者になるための運行管理者試験に合格することが必要です。試験に落ちた場合は1度しか再受験ができないので、しっかり対策することが必須となります。

② 手続きに時間がかかる

許可取得まで順調に手続きが進んだ場合でも、営業開始までは7か月の期間が必要になると言われています。営業所や車庫の候補地選定や役員法令試験が再試験になってしまうと、さらに時間がかかるので注意が必要です。

上記の点から、一般貨物自動車運送事業許可は要件を満たすのが難しい許可だと言われています。

一般貨物自動車運送業許可を取得した後の注意点

① 帳票類を作成・保管することが義務付けられる

運転者を管理する側は、しっかりと安全教育を行い、法令で定められた基準を守っていることを証明するために、日報や点呼簿、日常点検表などの帳票類を作成し、保存する義務が発生します。

② 管理経費がかかる

運送業許可を取った運送事業者が使用するトラックは、3ヵ月点検を行うことが義務付けられています。また、白ナンバーで走っているときにはかからなかった管理管理費や労務費などの経費も増えます。

 

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